薬の過剰摂取を防ぐために活用できる偽薬(ぎやく)「プラセプラス」

プラセプラス 介護用品
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先日、部屋を整理していた時に、以前頂いた「プラセプラス30」の試供品が出てきました。

これは、「偽薬(ぎやく)」と呼ばれる物のひとつで、実際は薬ではなく、「還元麦芽糖加工食品」という名称の食品です。
原材料に麦芽糖が含まれていますが、甘みはほとんど感じません。

プラセプラス
「販売者」の下に記載の販売者の住所は旧住所なので、削除しています。

そもそもこの製品を販売している会社、社名に「製薬」と付けているのに、製薬会社ではない(笑)。

プラセボ製薬株式会社
プラセボ製薬株式会社のコーポレートサイトです。会社概要、製品情報、プレスリリース、採用情報などを掲載しています。プラセボ製薬は、偽薬とプラセボ効果を通じて、日々の生活や社会保障制度を持続可能とすることを目指しています。

では、「偽薬」とは何なのか。

偽薬とは | 製薬業界 用語辞典 | Answers(アンサーズ)

偽薬とは、本来治療効果を持たない(有効成分を含んでいない)薬。プラセボともいう。

引用元:https://answers.ten-navi.com/dictionary/cat04/657/

プラセプラスは、パッケージを含め、見た目は薬にとても近いです。
実際に錠剤を手に取ると、薬そのものです。予備知識がないまま、これが薬だと言われたら、疑わずに服用してしまうでしょう。
実際、他の医薬品と混在しないよう、プラセプラスのPTPシート裏面には「栄養補助食品」と記載されています。

プラセプラス

ではなぜ、こんな偽薬が作られるのか。

様々な理由があるのですが、ひとつは、プラセボ効果への期待。

しかしそれよりも、病状への不安を軽減するため、やたらと薬を飲みたがる人や、認知症の影響で、薬を飲んだことをすぐ忘れてしまう人などへの対処として使われることの方が多いと、個人的には思います。
実際、ラムネなどで代用している人もいらっしゃるとのこと。

毎日毎日、薬を飲んでない、もう飲んだ、いや飲んでない、などという不毛な言い争いを身内同士で繰り返すのは、患者さんも介護する方も、ストレスがたまります。
両者の関係も悪化する可能性もありますし、もしそうなったら、全てが悪循環に陥ります。

プラセボ効果については、賛否両論あるようです。効果にはかなり個人差があるでしょうし、私も正直、よくわかりません。
しかし、用法・用量を守って薬を正しく服用して頂くために、そして、患者さんと介護者さんの薬の服用についての無用なストレスを減らすために、プラセプラスのような偽薬を活用するのは、私はありだと思います。

執筆者は、プラセボ製薬の代表者です。
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