最近は、ベッドをお使いの方が多くなったとは思いますが、まだまだ和室に布団を敷いてお休みになる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、腰痛など、ちょっと体の動きに支障が出ると、和室布団生活は辛くなります。特に、起床時。
ベッドなら、手すりなどが多数販売されていますし、最近は電動ベッドも普及し、起床の手助けをしてくれます。
だけど、和室で使えて、低い位置でつかめる手すりというのは、数が少ないです。
今回は、和室布団派の味方になってくれそうな手すりを、2種類ご紹介します。いずれも日本製です。
少しだけ取付工事が必要な手すり 「ささえ 和室(畳)用」
「ささえ 和室(畳)用」は、畳と畳の間にベースを挟み込んで設置する手すりです。製造元は、吉野商会さん。
20年以上のロングセラー製品で、特許取得品です。
取付工事とはいっても、手順通りに行えばとても簡単。
ベースを挟み込む際に、畳を持ち上げる必要はありますが、その後はネジをしっかり締めて固定するだけです。
きちんと固定するので、安定性は抜群。しっかり取り付けさえすれば、動いたり揺れたりしません。
下にある小さい手すりは、寝返りや体位変換時にも活躍してくれそうです。
ただ、固定式なので、布団の敷き場所を変えられない。持ち手を変えたい時、違う場所で寝たい時などは、手すりも設置し直す必要があります。
また、簡単とはいえ、取付工事が必要なので、ちょっと大変だと感じる方もいらっしゃるでしょうね。
また、詳細には記載されていませんが、フローリングの上に敷くユニット畳などには、設置できないと思います。
詳しくは、購入前に販売者に確認してくださいね。
安定感ある置き型タイプの手すり「立つ之助 元気」
「立つ之助 元気」 は、必要な場所に置いて使え、取り付け工事や組立作業は不要な手すりです。製造元は武井工業所さん。
こういうタイプの製品は、和室で使える物もたくさんあるのですが、この製品の良さは、下の手すりがつかみやすいよう出っ張っているところ。これが梯子のように、上の手すりと平行だったら、布団からの起き上がり時の使い勝手が、だいぶ違うんじゃないかなと思います。
重量が6キロあって、安定性もあります。付属品として、マットとすべり止めを無料サービスしてくれるそうです(色柄の選択・交換は不可)ので、安心感がさらに増しますね。