高齢者や認知症の方に配慮した、ビルトインガスコンロ「SAFULL+(セイフルプラス)」をご紹介します。
リンナイの製品で、2024年2月1日に発売されました。
今の高齢者やシニア世代の方々は、ガスコンロでの調理に慣れ親しんでおられると思います。私自身もシニア世代に足を突っ込んでますが、IHでの調理は経験ありません。
ただ年齢を重ねると、ガスコンロでの調理が危険とのことで、IHに切り替えるご家庭も多いと聞きます。
しかし一方で、リンナイ社のプレスリリースによると、IHに切り替えたものの、使い勝手が変わることで、調理自体をあきらめる方もいらっしゃるとのこと。
そこで開発されたのが、「SAFULL+(セイフルプラス)」。ガスコンロでの調理をいつまでも続けられるよう、様々な工夫が施されたビルトインガスコンロです。
当社は、年齢を重ねても安心して使い続けられるガスコンロを目指し、認知症当事者やその介護者・介助者の声を取り入れ、「SAFULL+」を開発しました
引用元:https://www.rinnai.co.jp/releases/2024/0110/index_1.html
私が一番気に入ったのが、大型のごとくです。
現在のガスコンロは、バーナーの周りを囲む単独ごとくが主流だと思います。掃除がしやすい反面、鍋やフライパンをバーナーの中央にきちんと置くのが、ちょっと難しい。
「SAFULL+(セイフルプラス)」は、天板を広く覆う大型ごとくが採用されています。
ごとくの四角い枠を目安にできるので、バーナーの中央に鍋やフライパンを置きやすい。それに、高温になる部分をごとくが囲っているので、誤って触れてしまう危険を回避することができます。
見えづらい方にとっては、カラーリングの工夫もありがたいです。
バーナー周りの部品は黒色に統一、天板は黒色ではないので、コントラストで炎が見えやすいです。
さらに、点火スイッチやタイマー操作部と天板の表示の配色を、右コンロはオレンジ色、左コンロは緑色に統一。左右のコンロの操作間違いを防げます。点火スイッチにはLEDライトも搭載、使用中は点灯、エラー発生時は点滅するので、コンロの状態が一目でわかります。
個人的には、コンロの数が2つというのも、広く使えて良いと思います。
三ツ口コンロの奥の小さいコンロって、ちょっと使いづらいんですよね・・・。
他にも、音声案内や消し忘れ消火機能、鍋なし検知機能、感震停止機能など、きめ細かい工夫が施されています。
シニア世代や高齢者世帯でなくても、安心・安全に使えるガスコンロだと思いました。