食事介助する人、される人双方に細かい配慮がされたスプーン「ハビナース やわらかい介助スプーン」をご紹介します。
きざみ食・ペースト食用に最適で、介助用スプーンに必要な「すくいやすさ・口当たりの良さ・握りやすさ」を兼ね備えたものになっています。
ピジョンの製品です。(「ハビナース」は、ピジョン社の介護用品のブランド名です)
このスプーンは、介助する方が使用するものです。
鉛筆を持つように握る「ペングリップ」持ちで、介助を受けられる方の口に食べ物を運び、食べていただきます。
このスプーンの一番の特徴が、スプーンの先端がフラットで浅くなっていること。
食べ物をきれいにすくえますし、お口の中に食べ物を運びやすいです。
素材はシリコーンなので、金属スプーンのようにヒヤッとした冷たさもなく、口当たりが良いと思います。
ハンドルグリップも回転しやすいので、介助も楽です。
色は、マルーン。
スプーンにあまり使われる色ではないので、少し違和感があったのですが、ちゃんと理由がありました。
人は加齢によって視覚機能が衰えてきます。高齢者の視界は黄色味がかってくるのです。高齢者にとって物を認識しやすい色であるのが、「濃い色」「赤みのある色」なのです。
引用元:http://www.pigeontahira.co.jp/habinurse/01/02/01.html
介助を受けられる方の視認性にもこだわって作られたのだなと納得しました。