普段はかたいのですが、転んだときだけ柔らかくなって、衝撃を吸収してくれる置き床「ころやわ」という商品をご紹介します。
転倒による骨折を防ぐことができると、新聞やテレビなどでも続々と紹介されているようです。
Magic Shields WEBサイト|転倒骨折、もうさせない。
【株式会社Magic Shields(マジックシールズ)】転倒時には凹む新しい床【ころやわ®︎】。転倒時は凹んで衝撃を低減する、歩行時は凹まず快適に歩ける世界初の構造体を用いた新しいフロア&マット「ころやわ®︎」で、転倒による骨折・頭部外傷...
製造・開発元は、株式会社Magic Shieldsさん。
2019年設立の、スタートアップ企業です。
最初に知った時、「転んだときだけ柔らかくなる置き床、って、何?」と思いましたが、動画を見て、思わず「おお!」と声が出ました。
私が一番感動したのが、普段は普通の床のような歩き心地だということ。
高齢者の転倒は、大腿骨骨折→寝たきり、というルートをたどる可能性が、極めて高いです。
寝たきりになってしまうと、認知症を発症する可能性も高くなります。
転倒時の怪我防止の為、施設や病院などでは、クッション性をもたせた床にしたり、床全面に絨毯を敷いたり、ベッドの横などにマットを敷いたりするのが一般的です。
しかし一方で、足下が少し沈むので歩きづらかったり、車椅子が動かしづらかったりする。
でも「ころやわ」は、普段はほとんど違和感なく安定して歩けるのに、いざという時に柔らかくなってくれる。
動画内では、現場だけでなく、転倒した患者さんご自身からも、高評価が上がったとの意見もありました。
すごい製品ですねえ。
代表取締役社長の下村さんは、ヤマハ発動機でおもにレース用バイクの設計に14年間従事してこられた経歴の持ち主。その経験を生かし、バイクの衝撃吸収技術を転倒骨折対策に応用して作られたのが、「ころやわ」だそうです。
現在は病院・介護施設向けとされていますが、将来的には、様々な場所で活用される可能性を持った製品ではないかなと思います。