尿と便の双方を「におい」で検知する非装着型の排泄センサー「Helppad2(ヘルプパッド2)」をご紹介します。
株式会社abaの製品です。
病院や施設のおむつ交換は、決まった時間に実施されるのが基本です。
でもこの方法だと、排泄しているのに時間まで交換してもらえない、排泄していないのにおむつを開けられてしまうといった、ご利用者さんの不満があります。
介護する側も、排泄しているかどうかは開けてみないとわからないので、開ける必要がない(おむつ交換不要)ことが多ければ、手間と時間が無駄になりますし、精神的な負担も大きくなります。
「Helppad2」は、こういった不便・不満を解消する手助けをしてくれる排泄センサーです。
シーツや防水シーツの上へ設置して使用します。
「Helppad2」の大きな特徴が、排泄をにおいで検知してくれること。
センサーが排泄のにおいを感知すると、パソコンやスマホ、タブレットに通知してくれるので、迅速なおむつ交換が可能になります。検知精度をより高めるため、AIによる学習も行われているそうです。
量ではなく、においの強さとその長さに基づいて通知を鳴らしているそうなので、感知精度がより高いのではないかと、個人的には思います。
製品の特性上、汚れることを想定して作られているため、マットやセンサーベルトは防水加工が施され、消毒も簡単。もちろん、カバーは洗濯可能です。
着眼点の鋭さに驚きましたが、利用者さん・介護される方、双方に安心感をもたらし、精神的な負担を緩和する可能性を秘めた、良い製品だなと思いました。