介護エッセイを出版しました。
2004年から2009年まで更新していたブログ「今週のすぎやん」の内容を抜粋・修正し、ブログには書ききれなかった作者の思いや後日談なども新たに書き下ろしたエッセイ。

足湯にもおすすめ、使い勝手がシンプルなフットバス2種

足湯 介護経験談
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私の父は、脳梗塞とくも膜下出血の影響で左半身が麻痺し、車椅子生活を25年間続けていました。
亡くなるまでの数年間は、老人ホームで暮らしていたのですが、年を重ねるにつれ、体のあちこちが痛くなる冬の寒さを嫌がるようになりました。

特に、常態化していた足のむくみの痛みが、冬になるとかなりこたえたようです。
ひどい時は、靴が履けなくなるくらいだったので、本当に辛かったと思います。

そこで活用していたのが、フットバス。
かかりつけ医のすすめで始めたのですが、体が温かくなって気持ちがよいのはもちろん、足のむくみも改善するかもしれないという希望も抱いたようで、週に数回のフットバスの時間をとても楽しみにしていました。

足浴
足浴している父。

正直なところ、足湯を続けたとしても、足のむくみの改善の見込みはありませんでした。かかりつけ医は、治療目的ではなく、足の痛みが少しでも楽になるよう、足浴を勧めたのだと思います。
でも、希望を持って足浴をしている父に、そんなことは言えなかった。

寒くなり始めると、その頃のことを、懐かしく思い出します。

今回は、ネットショップで見つけたフットバスを2つご紹介します。
どちらも高機能ではありませんが、使い勝手がシンプルで、どなたにでもお使い頂けるのではないかと思います。

バケツタイプのフットバス「足湯専科」

「足湯専科」は、バケツタイプのフットバスです。
イノマタ化学の製品です。

保温機能も、泡が出るバブル機能もありませんが、少し熱めのお湯さえあれば、いつでもどこでも足湯を楽しめるシンプルさが良いです。

底面には、足裏のツボを心地よく刺激してくれる突起があります。持ち運びに便利な持ち手付きです。30㎝までの足に適応しています。

折りたためるフットバス

「折りたたみフットバス」は、その名の通り、使わない時は折りたためるフットバスです。

使用時は、ヒーター電源スイッチを入れるだけ。保温機能が搭載されていて、約40℃の状態でキープされます。
ただ、水を入れると、温めるのにかなり時間がかかってしまうようなので、最初からお湯を入れて使った方がよいと思います。

バブル電源スイッチを入れれば、泡がブクブク出て、さらに気持ちいいです。

折りたためば薄さ9.7cmで、コンパクトに収納できます。28㎝までの足に適応しています。

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