舌苔(ぜったい)について
舌苔とは、舌表面に付着した上皮から剥れた垢のこと。
主成分は、歯に付く歯垢(プラーク)と同じものだそうで、味覚異常、舌炎、口臭などの原因になるとも言われています。
また、高齢者は舌苔が付きやすいとのこと。
そのため、口腔ケア用品として、舌苔を除去するブラシなどが多く市販されています。
舌ブラシ・舌クリーナーを試してみた
母に勧められたことがきっかけで、私は十代の頃から舌掃除(舌みがき)の習慣があります。
上の写真は、母がどこかで大量に買い込んでいた、舌掃除用のスティックなのですが、使い込むとポキッと折れてしまう消耗品。
母が亡くなって以降、このスティックを入手することができなくなり、在庫が尽きて困っていた10年ほど前、いくつかの舌ブラシや舌クリーナーを試したことがあります。
試した商品は、いずれも、10年経った現在も販売されている、ロングセラー商品。
安心と信頼に値するおすすめ商品だと思いますので、私の当時の使用感も併せてご紹介します。
1)マウスピュア 舌ブラシ フレッシュメイトK
マウスピュア 舌ブラシ フレッシュメイトKは、川本産業の製品です。
舌の奥から手前にゆっくり引き出すようにして、舌の汚れを掻き出します。
ブラシ部分は柔らかく、ネックにも弾力があります。
ただ、弾力があるが故に、私は少し「おえっ」としてしまう時がありました。
2)舌ブラシ W-1 (ダブルワン)
舌ブラシ W-1 (ダブルワン) は、SHIKIENの製品で、新潟大学大学院医学歯科総合研究科との共同研究で開発されたものです。
水で濡らし、舌の表面を撫でるように動かして使用します。
毛羽だったブラシは柔らかく、舌に優しいです。汚れもちゃんと付着します。
3)コケとっと舌クリーナー
コケとっと舌クリーナーは、岡部洋食器製作所の製品です。
奥から手前に軽く引くようにして使います。チタニウム製で、金属アレルギーの方でも使えます。
使い捨てではないのも、うれしいです。
それまでずっと使っていたスティックに一番近い使用感だったので、現在でも使い続けているのが、このコケとっと舌クリーナー。
私は、朝晩の歯磨き時、口をゆすぐ前に、2~3回さっと舌を撫でるようにして使っています。
舌の汚れも取れ、口の中がスッキリします。
本体がとても軽くて扱いやすく、毎日使い続けていますが、10年近く経過した今でも、劣化は全くありません。
舌掃除(舌みがき)時の注意点
長年、舌掃除を継続している私からの注意点。
まず、どの商品にも共通して言えることですが、使用時に力を入れる必要はありません。
むしろ力を入れすぎると、「おえっ」という嘔吐反応が出てしまいます。
また、早く舌をきれいにしたいからといって、舌苔を一度に取ろうとしてはいけません。
舌も傷つき、最悪の場合、味覚に影響を及ぼす可能性もあります。
毎日の歯磨きや口腔ケアの際に使用することで、少しずつ効果が現れてきます。