アロン化成の介護用品ブランド「安寿」の、カバー付き尿器「男性用」、「女性用」をご紹介します。
それぞれ、洗浄用ブラシと蓋が付属します。
尿器は、多くの介護用品メーカーが手がけており、様々なタイプの物が出回っています。
たくさんありすぎるが故に、かつて私の父用の尿器を選ぶ際に、どれにしようか悩みました。
最終的に選んだのが、この安寿の尿器だったのですが、決め手のひとつが、カバー付きだったこと。
尿の状態を確認するため、尿器は透明の方が望ましいです。この安寿の尿器も透明なのですが、中が丸見えすぎるのもどうかなあ、と常々思っていたのです。
でも、カバー付きなら大丈夫。カバーは簡単に外せますし、汚れたら洗えます。
一番大きな決め手となったのが、1200mLという容量です。
父は、くも膜下出血と脳梗塞の後遺症で片麻痺となったため、車いすが足代わりでした。
亡くなるまでの数年間は、老人ホームでの生活でしたが、昼間は自分でトイレに移乗して用を足し、夜間はベッドの上で尿器に排泄するのが常でした。夜間に、車いすに移乗してトイレへ行くのは、危険だからです。
ただ、服用している薬の影響、さらに、夕食時に発泡酒を飲んでいたこともあり、夜間のトイレの回数が多かったのです。
そのため、容量の多い尿器を探していたのですが、この尿器の容量は1200mL。
私が調べた限りでは、尿器の中では一番大きい容量でした。ありがたかったです。
しかしそれでも、朝までに尿器が一杯になってしまう。
最終的には、ベッド脇にバケツを置き、尿器にたまった尿をバケツに捨て、朝、バケツに溜まった尿をトイレに捨てる、という運用をしてもらってました。
父が亡くなって十数年経ちますが、この尿器が今も販売され続けているということは、愛用者が多い証ですね。
ベッドの柵に引っかけられる、便利な尿器受けもあります。