今回は、8月1日からサービスを開始した、介護タクシー配車アプリ「のれるんです」をご紹介します。
サービス提供社は、ReeveSupport社です。
送迎日時や場所、必要機材、支払い方法など、希望の条件を入力して検索して予約。介護タクシー事業者から受付連絡が届いたら、当日乗るだけです。
ストレッチャー対応車や軽自動車、医療対応、英語対応、お出かけ付き添いなど、希望にあった車を手配できます。介護タクシー会社を指定して検索・予約も可能です。
決済もアプリ内で行えるので、利用当日にお金のやり取り不要。
24時間いつでも予約できたり、送迎車の現在地が分かるGPS機能を利用できたりするのは、アプリならではの便利機能です。
なお、スマホを使用していないなど、アプリを利用できない方のため、Web版の用意もあります。
現在は、大阪府大阪市・堺市を中心とした10社の介護タクシー事業者に限定したサービスですが、今後拡大予定だそうです。
介護生活の中でぶち当たる壁のひとつが、移動手段をどうやって確保するか、ということ。
私の父は生前、老人ホームで暮らしていましたが、体調を崩して入院することが、時々ありました。
父は左半身が麻痺していて、車椅子が手放せない体だったので、移動時には運転手付きの介護用車両が必要です。しかし私は、原付バイクは乗り回していましたが、車に関してはペーパードライバー。
私が父の介護をしていた十数年前は、個人・法人含め、介護タクシー業者が増え始めた頃でした。
しかし移動は、いつも突然決まります。ネットなどで調べてあちこちの業者に電話を掛けても、希望日時に予約がなかなか取れず、苦労したことを思い出します。
かつての私のように、移動手段確保にお困りの方のために、こういうサービスやアプリが、今後もっと増えたらいいのになって思います。